ヾノ*>ㅅ<)ノシ帳

ノンジャンルのふりーだむなブログです。

友利奈緒は"わたし"の中にいる

本投稿は友利奈緒 Advent Calndar22日目のものです。 21日目はののかちゃんと戯れる : ボクとワタシと友利奈緒でした。


星ノ海学園生徒の皆様、生徒会長の友利です。 初めての人も友利奈緒な人もこんにちは。

今日の担当はお絵かきする友利奈緒ですので、友利の作画についてお話します。

作画の重要性!作画の重要性!

作画とはキャラクタなどを設定通りに可能な限り正確に描き表す行為またはその行為の結果を指すと考えます。

作画と聞いて俺ツイを思い出す人もいるかもしれません。せっかくキャラクターデザインが優れていても、特定のカットで作画が崩れてしまっては残念な気持ちになってしまいますね。その点ではP.A. Worksは過去作から安心感があります。Charlotteにおいても作画の安定性が高かったです。ただオープニングと本編で、友利の作画に違いがあった理由が気になります。相違点としては前髪(の根元付近の密度)と瞳の形が挙げられます。指振りのカットを見ると分かりやすいと思います。

作画の重要性はアニメ本編に留まりません。公式絵のレベルを目指して二次創作する場合、書こうとしているキャラクタの設定資料を大いに参考にし、似せる努力をします(わたしもそうです)。実際アニメータは設定資料を作業机に貼りながら作画してますからね。うちらもその姿勢でいたいところです。

ただイラストレベルではあらゆるポイントを真似しないといけないということはなく、そのキャラクタのチャームポイントをうまく絵に描き出せれば十分な面があります。そもそもイラストでは書いた人の個性・感性が求められますからね。絵師の個性が出ているがそのキャラクタの個性も立っている絵ではチャームポイントがキャラクタ設定に従っている絵が多いと感じています。 これと似たようなことがDeNA『ハッカドール』流 版権イラストに“イノチ”を吹き込む6つの方法 | いちあっぷ講座でも言及されていますので一度読んでみるのもどうでしょう?

友利のチャームポイント

では友利のチャームポイントとは何でしょうか?わたしの友利に対する作画に関わる第一印象は

  • 猫みたいな目
  • ツーサイドアップ
  • 銀髪

でしたので、目・ツーサイドアップを友利のチャームポイントとしてそれらの作画について考えてみましょう。

2000年代以降の目の作画はまつ毛と黒目がべったりくっついたエロゲ系かまつ毛と黒目分離したたまご型の2系統があると考えています(本稿では簡単に済ませたいので細かな分類は避けます)。友利はこの両者の中間に当たると見ています(下図)。(たまごといっても必ず非対称形なので対象の目をじっくり観察しましょう)

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参考までに簡単に彩色したバージョンも置いておきます。

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ツーサイドアップ

ツーサイドアップは描くのが苦手です…設定資料を元に描き起こしました(トレスはしてません。模写をしたものは6割程度の似せなので注意してください)。 必要以上にメモを作監指示っぽく書いてみました。 ついでに前髪についても言及しています。

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友利の髪は先端部分をS字に巻くのがポイントのようです。

友利奈緒は"わたし"の中にいる

これまで友利奈緒を名乗る方たちが自らの特殊能力を用いて友利奈緒の降臨を目指しています。現状は成功?した方、失敗した方などいろいろです。 以下は彼ら/彼女らのアプローチです。

お絵かきでも友利奈緒の召喚は可能です。絵を描く前・描いているとき、描こうとしているものを明確にイメージしないとまともな絵を描くことはできません(これは各所でも言われていることです)。このことは友利奈緒を描くことにおいても変わりません。降臨の方法おわかりいただけたでしょうか?人間の認知の仕組みを使います。わたしたちが住むこの現実世界では見たと感じたものは結局脳で起きた科学現象の結果にすぎません。見たものであろうと考えたものであろうと同じ自分の脳なのですから、それが実在すると感じられる(=存在として認識できる)レベルのイメージを獲得できればそれらは同じ事象であり、十分であるはずです。こんな友利を見たいと思ってイメージしたものが友利奈緒そのものです。(なんか涙が出てくる…)←活性化される脳の部位は同じなのかな?違うのかな?

ではなぜイメージまで構成できるのに絵を描く作業をするのかという話になりますが、描くことによってイメージが強化されますし、描いたものを見返すことでその時抱いた強いイメージを再燃させることもできます。また絵として公開することでイメージを他の人と共有することもできますし、他者の絵から新しいイメージを受け取ることもできます。お絵かきという行為は実に有機的なのです。

最後に

…後半ひとり語りになってコテコテな感じになってしまいましたね。すみません(実際どうでしたか?)。

本投稿では前半は友利の作画上の魅力と作画方法について言及しました。お絵かきする方々・この後描いてみようと思う方々の参考になれば幸いです。 後半はお絵かきの魅力を魅力を伝えられればと思い書きました。 細かいことにこだわらずにお絵かきするだけでも楽しいですし、ぜひ(友利奈緒な)みなさんも絵を描いてみてはどうでしょう? (誰だって最初は下手なので気にしなくていいんですよ)

明日は@sydosy1さんです。よろしくお願いします><