ヾノ*>ㅅ<)ノシ帳

技術ブログに見せかけて、ジャンル制限のないふりーだむなブログです。

印刷博物館に行ってきた

マツコの知らない世界というテレビ番組で、絶対フォント感を持つフォント好きの数学教師が出演しました。 自分が好きなフォント、ロダン Pro DBで事項紹介用のフリップをマツコさんに見せたところ、 「普段のフリップのフォントの方が見やすい」と一蹴された場面と、 「そ」の字形の違いに疑問を持ったことがフォントにはまったきっかけだったという話が特に好きです。

# 僕がフォントにはまったきっかけはMicrosoft OfficeのWordでした。

番組の放映後に印刷博物館で「印刷書体のできるまで」という企画展が開催されていることをTwitterで知りました。 この総合展示は6/18(日)まで開催されています。まだまだ間に合いますよ。

印刷博物館:P&Pギャラリー > 印刷書体のできるまで 活字書体からデジタルフォントへ

2017/6/1に上京予定があり(理由はお察しの通り)、夕方前まで予定が無かったので早起きして10時に到着するようにがんばりました><

印刷博物館凸版印刷の建物の中にあります。 有楽町線江戸川橋駅から行くと、川に沿って歩くだけで到着して楽です。 有楽町線はめっちゃ空いていました。 建物はTOPPANと書かれた半円筒形の建物の裏に有るので駅の出口からよく見えます。

1Fの総合展示の入り口のすぐ近くにコインロッカーがあります!お金が戻ってくるタイプです。(ありがたや〜

企画展のメインは凸版文久明朝体ができるまでです。 ラフ〜デザイナーと監修者のやりとり〜墨入れによる清書〜ベクター化〜ベジェ曲線の調整〜レビュー〜完成、という流れです。 印象に残ったことを箇条書きします(メモは取ってないので曖昧です)。

  • スキャンするまでは方眼紙上でデザインしている
  • デジタル化した後は1000☓1000マスのグリッドを基準に考える(へー
    • 線の太さは 24/1000 という具合に指定する
  • ラフや下書きの線がガタガタ
  • レビューのときに、
    • 監修者はデザイナーのアイデアのよさを明確にした上で、自分の意見は参考程度にとどめてと念押ししていた。互いを尊重し合うやりとりが見れてよかった
    • 顔のイラストが至るところに描かれていたのが印象的
    • 監修者がこれってどうかなーって書いて見せて、即、やっぱバランス悪いわ、○○さんさすがっす、で書いててみたいなおちゃめなところ良い
    • 普段の字がそれほどきれいじゃないというのと、丸文字で女の子っぽいという意外性
  • ひらがなと漢字のうろこの向き(左or右)が違うことで議論していた(確か)。この辺は一度も気にしたことがなかった

一旦展示室を出て、室内のエスカレータで地下1階に行きました。 総合展(常設展示)が目的です。 お金を払って入ると、甲骨文字からデジタルディスプレイまでの文字や印刷が関わるものが壁一面に埋め込まれていました。 ドン引きしたのは箱の中にパラパラ漫画が入っていて、横に付いたハンドルを回してパラパラ漫画を見るというクソうるさいものがあったことです。 (なんでこんなものが。ノードでええやんけ)

このエリアが終わると大きい部屋に着きます。 近代・現代の版画、近世の出版物、昭和なポスター、クソデカいフォトレタッチの機械、 それと、母型をレーンに入れといて、キーボードをタイプすると、対応する母型が落っこちて(スペースだとスペーサーみたいのが落っこちます)、行ごとに鉛の版を作る超ドン引きな機械があったりしておもしろかったです。

印象に残ったのは、

  • 『ルソーの森の考える虹猿』(後述)
  • 杉田玄白の頃に使われていた解剖道具(実物っぽい)
  • 富嶽三十六景(浮世絵)が版画の要領で多色刷りされる様子(色が載ってく様子を段階的に観察できるようになっている)
  • インクが出すぎてしまう、残念なカレンダー印刷機
  • 先のドン引き機械を使った印刷方法を説明するビデオに出てた人♂の髪型が近世ヨーロッパにありがちなきのこカットでかわいいですな
  • 昔の写真のレタッチから現像までする様子を模したジオラマ(イラストだと別の角度から見れないのでジオラマの良さが活かされていてよかった)
  • ICを作るとき使うフォトマスクって、美術で習ったエッチングっすな。これじゃ凸版印刷が電子回路系に手を出すのも仕方ないね(コナミ感)

あと意外だったのは、

  • I want you for U.S. army のポスター(実物?;帽子を被って指差しするおっさんのポスター)があった

下の写真は僕が作ったカレンダーです。 これは体験型の展示物で作ったものです。 日付の数字だけは印刷してあって、残りをスタンプ式の機械4台を使って印刷しようというコンセプトの展示です。 最初の1台以外はインクが出すぎてしまうという極悪仕様で、見事に残念なカレンダーとなってしまいました><

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最後に、企画展をもう一度回った後、ミュージアムショップで虹猿のポストカードとフォントかるた(2,500円!)を買いました。 ポストカードの方は色遣いが凄まじいですな。 悲しいことに、かるたを買ったは良いものの、一緒に遊んでくれそうな人がいません(にゃーん

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